【芸能】「沿道では靴下や焼きアナゴ振って」聖火ランナーの陣内智則さん

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1/4(土) 14:00配信 神戸新聞NEXT

「沿道では靴下や焼きアナゴ振って」聖火ランナー陣内智則さん

 7月、いよいよ東京五輪が開幕する。聖火リレーの詳細なコースも発表され、兵庫県加古川市では県加古川総合庁舎から市役所を経由し、鶴林寺を目指す2・6キロを走る。聖火ランナーも決まり、東播ゆかりのランナーは5人が名を連ねた。加古川市出身のお笑いタレント陣内智則さん(45)に意気込みを聞いた。(本田純一)

 −聖火ランナーに選ばれましたね。率直なお気持ちは?

 東京五輪が決まった時、何らかの形で関わりたいと思ったが、聖火ランナーになれるとは思っていませんでした。周囲の人に祝ってもらえて、とても光栄。面白くなくてもいいから、途中でこけたり火を消したりしないように走りたい。兵庫県出身で聖火リレーを走る落語家の笑福亭鶴瓶さんに負けないよう、トレーニングをして、きれいなフォームで走ります。

 −加古川市内では鶴林寺がゴールです。

 子どもの頃、バッティングセンターに行った帰り、鶴林寺によく遊びに行き、夏は木陰で涼んでいました。それにJR加古川駅から鶴林寺までは、芸人になったばかりの頃、よく通った思い出の道。当時はなかなか仕事がなく、時々、大阪から加古川に帰って家族や友人におごってもらっていました。そのコースを聖火が通るなんて感慨深い。

 −東京五輪で楽しみにしている競技はありますか。

 陸上や柔道、水泳などですね。パラリンピックの選手がメダルを取る姿も見たいなあ。

 −加古川観光大使をされていますね。町の良さは?

 かつめしが大好き。聖火リレーが放映されたとき、テレビにかつめしの看板やのぼりが映ってほしいです。加古川は何と言っても人が魅力的。郷土愛が強く、みんな面白い。僕のお笑いの原点をつくった町。加古川に生まれ育ったから、今の僕があるんですよ。

 −沿道に応援に来る方にメッセージを。

 勉強もスポーツも不得意だった僕が、お笑いによってここまで来られました。走ることで、子どもたちに、夢や希望を与えることができたらいい。そして、これまで支えてくれた人に感謝を伝えたいです。沿道では、手を振る代わりに特産品の靴下や焼きアナゴを振って、加古川をPRしてほしいなあ。

【じんない・とものり】1974年生まれ。加古川市出身。高砂南高校卒業後、お笑いタレントとして活動し、多数のテレビ番組に出演する。2016年から加古川観光大使。趣味は野球観戦とゴルフ。