【韓国科学】4人に1人は生活苦、韓国を離れるポストドクターたち[01/05]

 2017年にソウルにある私立大学で電気工学分野の博士号を取得したYさんは米テキサス大で2年間、ポストドクター(博士研究員)を務めた。Yさんは「韓国ではポストドクターはできなかった。ポストドクターが独立的な研究者として認められるために経なければならない過程だが、韓国では月に250万ウォン(約23万6000円)も受け取れず、研究に集中することは不可能だ」と話した。

 科学研究の現場で主軸となるべき新人博士研究者が今、韓国を後にしている。韓国科学技術企画評価院の調査によれば、年間に輩出される5600人余りの理工系博士のうち、28.5%(約1600人)が外国行きを希望しているという。実に3.5人に1人だ。韓国基礎研究連合会の試算でも、新人博士の4人に1人が海外に出ているのが実情だという。韓国政府は関連統計すらまとめていない。

■韓国科学界は「訓練兵で戦う部隊」

 これまで韓国は研究費、設備など科学分野のハードウエアで劣勢だった。しかし、海外の韓国系科学者は「韓国もハードウエア面でかなり追い付いた」と話す。現在重要なのは研究を遂行する人材、特に研究者として最も生産性が高いポストドクターの確保だという。しかし、韓国の理工系の新人博士は相当数が最初の10年の大半を海外で過ごしてきた。

 梨花女子大のチャ・ソンシン教授(化学・ナノテクノロジー)は「韓国の科学界は全盛期の選手を放出し、ピークを過ぎた後で呼び戻すスポーツチーム、あるいは兵長の代わりに訓練兵で戦う部隊のようなものだ」と話した。

キム・チュンリョン記者
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ソース
朝鮮日報朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2020/01/05 06:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/03/2020010380040.html

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