【野球】<覚醒剤取締法違反で有罪になり、執行猶予中の清原和博>「韓流ドラマ」に救われた?

覚醒剤取締法違反で有罪になり、執行猶予中の清原和博氏(52)。西武時代の1年先輩で、親交の深い大久保博元氏(52)が、更生の道を歩む「番長」の苦悩の日々を夕刊フジに明かした。

 執行猶予が明ける来年6月を待たずに、野球教室など公の場に出る機会が増えてきた清原氏。世間には冷ややかな反応もあるが、大久保氏は「本人が一歩を踏み出して、人前に出てくることは大変だったと思う」と勇気をたたえる。

 自身もかつて指導者時代にトラブルを起こし、球界から干されかけた。当時の心境を「世の中全員が敵だと思った」と振り返りつつ、「(サッカー解説者の)松木安太郎さんが『街にいるからメシ食いに来いよ』とよく声をかけていただき、とても助かった」と感謝。

 だからこそ新人時代から知る後輩「キヨ」は放っておけなかった。「犯した罪は消えないが罰も受けている。だからこそ『我慢しような』と声をかけた。一般人ならもっと早く外出しただろうけど、“顔バレ”している人にしか分からない辛さってのもあるんだよ」。

 ■「とにかく長くて時間潰しになる」

 謹慎の日々を送る清原氏と連絡を取っていた当時、最も話題に上がったのは意外にも韓流ドラマや「24」に代表される海外ドラマだったという。「とにかく長くて時間潰しになる。謹慎中は1時間が5時間くらいに感じちゃう。『何の作品を見たのか』と聞くと結構、タイトルがかぶっていた。俺の方が“先輩”だからね」と笑う。

 社会復帰が進むということは、再びメディアの標的となることも意味する。先日もプライベートの様子が写真誌に掲載されたが、同じ痛みを知る先輩は「それだけ“表”に戻れたということ」と前向きにとらえている。

 「アイツは野球界にとって必要な人間なんだから」と球界復帰を後押しする大久保氏に、清原氏も「事件後、何ひとつ変わらず接してくれた先輩」と最敬礼。今後の人生のカギを握る人物であることは間違いない。(山戸英州)

1/4(土) 16:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000019-ykf-spo