【NBA】ビンス・カーターが2020年初出場 史上初めて4つの年代(1990年代、2000年代、2010年代、2020年代)をプレイした選手に

 NBAは4日、各地で11試合を行い、今季限りでの引退を表明しているホークスのビンス・カーター(42)が、地元アトランタで行われたペイサーズ戦の第1Qの5分30秒にコートに登場。この瞬間、2020年での出場試合数「1」が成績に書き込まれた。

 ノース・カロライナ大出身のカーターは1998年のドラフト全体5番目にウォリアーズに指名され、すぐにラプターズへトレード。同年のシーズンは労使紛争のために開幕が翌年にずれ込んだが、カーターは1999年2月5日の開幕戦(対セルティクス)に出場して16得点をマークした。

 以後、ネッツ、マジック、サンズ、マーベリクス、グリズリーズ、キングスでプレーし、ホークスではこれが2季目。西暦での在籍年度は1990年代、2000年代、2010年代、2020年代ということになり、英語で「DECADE」と呼ばれる10年間を4つクリアした。これはNBAでは史上初めての出来事。コートに登場すると地元1万6000人ファンからは大きな拍手が沸き起こった。

 試合はリーグ全体で最下位に沈んでいるホークスが116―111(前半64―60)で東地区全体6位のペイサーズに競り勝って8勝28敗。2季目のガード、トレイ・ヤング(21)が41得点をマークし、18分出場したカーターは3点シュート1本による3得点を記録した。

 リーグ全体首位のバックスは地元ミルウォーキーでスパーズを127―118(前半71―66)で退けて5連勝で32勝5敗。ヤニス・アデトクンボ(25)が32得点を稼ぎ、ここ9戦で8勝目を挙げた。サンダーとジャズも5連勝。ラプターズに敗れたネッツは5連敗となった。

 <4日の結果>

グリズリーズ(14勝22敗)140―114*クリッパーズ(25勝12敗)
ラプターズ(24勝12敗)121―102*ネッツ(16勝18敗)
ジャズ(23勝12敗)109―96*マジック(16勝20敗)
サンダー(20勝15敗)121―106*キャバリアーズ(10勝25敗)
*ホークス(8勝28敗)116―111ペイサーズ(22勝14敗)
セルティクス(25勝8敗)111―104*ブルズ(13勝23敗)
ピストンズ(13勝23敗)111―104*ウォリアーズ(9勝28敗)
*バックス(32勝5敗)127―118スパーズ(14勝20敗)
ホーネッツ(15勝23敗)123―120(延長)*マーベリクス(22勝13敗)
ペリカンズ(12勝24敗)117―115*キングス(13勝23敗)
*ウィザーズ(11勝24敗)128―114ナゲッツ(24勝11敗)

 *はホームチーム


2020年01月05日 15:58バスケット
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